よりよい関係性のために 今は自分を振り返る

喧嘩別れのようになってしまった好きな人と関係を改善するにはと考えて
今回のセッションを受けました。
自分の中では、喧嘩別れのようになってからこの1年、ずいぶんと自分と向き合ってきました。
私はずっと自分を責めていて、思い出すたびに涙が出ていました。周りの友人に話しても、なぜそこまで自分を責めるのかと不思議がられますが、私の中にどうしようもない罪悪感がずっとくすぶっていたのです。
その罪悪感に自分で向き合いながらずいぶんと冷静さを取り戻してきましたが、
今回のセッションで自分の中に残る罪悪感を見たときに、そこにあるネガティヴな感情について、どうやら私のものではないような感じがありました。
私がそこで感じたのは、「このネガティヴな感情は彼のものではないだろうか?」
というものでした。
私はそこで、自分がエンパス的な傾向があることを認めざるを得なくなりました。
たかだか二人の関係がこじれた問題において、なぜ私が胸が張り裂けそうなほどに毎日泣くくらいの罪悪感を感じるのだろうかということです。
そのネガティヴな感情を私は「罪悪感」として感じていたわけですが、その感情の半分以上は彼の感情だと気付いたとき、
「私は知らないうちに、彼の感情を自分のものとして扱っていたのか…それは二倍苦しいよね…」
と何だか肩の荷が下りたような感じになりました。
彼にも苦しみがあるのだと思うのですが、それが私と同じ罪悪感というわけではないと思います。
しかしそれは何か後味の悪いドロドロとしたもので、そして私は日頃から罪悪感を感じる傾向が強いので、彼のそのネガティヴなものを無意識に自分のものとしてしまったときから、
「彼を傷付けた」
という小さい事実が、途方もなく大きな罪悪感となり自分を苦しめ続けることになったのだと思いました。
喧嘩別れのようになり彼にも何らかの苦しい感情があるのです。それを私は私の中で「罪悪感」として自分のものにしてごちゃ混ぜにしてしまったのですね。
そんなことに気付いてから、私はあの時の事実をもう少し俯瞰的に観ることができるようになり、また、自分の中にある自分を責める気持ちも本当に小さいものになりました。
そのように私の心の中でこんがらがった糸がほどけたらやっと、二人の人間の間で起こったことでどちらか一方が100%悪いということはないのだと納得できました。
むしろ、今また気付いたことですが、良い悪いもないかもしれませんね。
「ただの出来事」そんなふうに見方を変えることができました。
他人と過去は変えられない
といいますが、今回のことから、「過去への見方」を変えることはできるのだと思いました。
「過去の出来事」を変えることはもちろんできませんが、それがリアルタイムであれ過去のことであれ、その人の感じ方によって、人間は事実を歪曲して捉えているのだなぁと感じました。
シンプルに冷静に観れば、そこに感情的なジャッジは何もないと思います。ただ出来事があったにすぎない、そんな感じです。
ありがとうございます。